夫・旦那が帰ってこない理由は？ 連絡なしで帰ってこない理由と対処法

「旦那が帰ってこない」「定期的に帰ってこない日がある」そんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

連絡なしで帰ってこないと、浮気を疑ったり、「何かあったのでは」と不安になったりするものです。まずは落ち着いて、どのような理由で帰ってこないのか、考えてみると良いでしょう。

今回は夫・旦那が帰ってこない理由、連絡なしで帰ってこない時の対処法などを解説いたします。

旦那が連絡なしで帰ってこない！5つの理由とその対処法

夫が事前の連絡なしに帰宅しないとき、妻は不安と疑念に駆られるでしょう。

なぜ夫は連絡もなく家に戻ってこないのでしょうか。

ここでは、その主な理由を5つ挙げ、それぞれの状況に応じた対処法を提案します。

仕事上のトラブルが原因で帰宅が遅れている

重大なミスの発覚や、納期に間に合わない案件への対応など、予期せぬ業務に追われているのかもしれません。

このような状況では、夫は連絡する余裕すらないことがあります。

妻は、あまり頻繁に連絡を取ろうとせず、朝まで様子を見るのが賢明でしょう。

夫の仕事への理解と支援が、円滑な夫婦関係を維持する鍵となります。

未解決の夫婦喧嘩が原因

妻にとっては過去の出来事でも、夫の中では解決していない問題かもしれません。

妻は、喧嘩の原因を振り返り、感情的な言動があったかどうかを自省する必要があります。

夫の心情を理解し、歩み寄る姿勢を示すことが、問題解決への第一歩となるでしょう。

妊娠中の妻への接し方に戸惑いを感じている

また妊娠中の妻とのコミュニケーション不足が、夫の不満を募らせ、帰宅を遅らせる原因になることもあります。

妻は夫に妊娠中の心身の変化を伝え、理解を求めることが大切です。

また夫婦で育児書を読むなど、妊娠・出産への理解を深める努力も必要でしょう。

浮気相手と会っている

以下のような兆候があれば、浮気の可能性が高いと言えます。

これらの兆候が3つ以上当てはまる場合、夫が浮気をしている可能性は非常に高いでしょう。

浮気に本気になった夫は、家に帰る意欲を失ってしまうかもしれません。

妻は、夫の行動を冷静に観察し、必要であれば専門家に相談するなど、適切な対応を取ることが求められます。

事件や事故に巻き込まれている

通常、警察や病院から連絡があるはずですが、大規模な災害や未解決の事件の場合、連絡が遅れることもあります。

妻は、冷静さを保ちつつ、関係機関に問い合わせるなど、情報収集に努めることが大切です。

「夫・旦那が帰ってこない」3種類の状況と理由について解説

夫・旦那が帰ってこない状況には、大きく分けて３種類あります。

3つのケースについて詳しく解説いたします。

今日だけ帰ってこない

「いつもは仕事が終わればすぐに帰宅するのに、今日だけ帰ってこない」という場合、主な理由としては以下が考えられます。

最も多い理由は、【1】の「妻と喧嘩して帰りたくない」でしょう。家庭に居場所がなくなり、帰宅するのが辛いと感じているパターンです。半ば家出のような状態だといえます。

一方で、仕事での失敗を家庭へと持ち込みたくなくて、家に帰ることができない場合もあります。この他にも、単に仕事が長引いているだけの場合もあるでしょう。また事件や事故の可能性もあるので、安否確認も行うようにしましょう。

妻と喧嘩して帰りたくない

どんな夫婦でも喧嘩をしてしまうもの。喧嘩したまま一緒の家にいたくないと考え、帰るのが遅くなったり、外泊したりするケースは多いでしょう。

家にいたくない理由がある

喧嘩以外にも、さまざまな理由から「家にいたくない」と感じている可能性があります。例えば思春期の子どもから心ないことを言われて、ショックで帰りたくないと感じている…という状況も考えられます。

仕事で大きな失敗をした

仕事上のミスや自分が原因で起こったトラブルによって自信を失い、弱っている姿や傷ついている姿を家族に見せたくないと思う男性も少なくありません。

事件や事故に巻き込まれている

交通事故や火災などに巻き込まれ、帰宅が遅くなっている可能性もあります。あまり考えたくはありませんが、絶対にあり得ないとは言い切れないでしょう。

定期的に帰ってこない日がある

「週のうちこの日だけなぜか家に帰ってこない」というように、定期的に夫・旦那が帰ってこないパターンもあります。その主な理由としては、以下が考えられます。

固定の曜日にだけどうしても片付けなければならない仕事があったり、お酒の付き合いがあったりと、定期的に帰りが遅くなってしまう場合も少なくありません。連絡がないのであれば心配するのも無理はありませんが、まずは事情を聞いてみると良いでしょう。

一方で【3】「浮気をしている」【4】「家庭に居場所がない」【5】「離婚を考えている」のように、夫婦関係における深刻な問題によって帰りが遅くなっている可能性もあります。

仕事が忙しい

時間に追われながら仕事をしていると、書類の作成や業務上のトラブルの処理で手一杯で連絡を後回しにしてしまうこともあるでしょう。

お酒の付き合いがある

定期的に会う友人がいたり、上司や部下と飲みに行くことが定例化していたりと、付き合いで帰りが遅くなる場合もあります。

浮気をしている

夫・旦那が帰ってこない理由として、あまり考えたくないのが「浮気」。突発的に帰ってこない日が1日あった程度では可能性は低いですが、定期的に帰ってこない日がある場合は浮気・不倫を示すサインかもしれません。

家庭に居場所がない

仕事などで家を空けがちな男性は、家庭で居場所をなくしてしまう場合があります。子育てや夫婦生活について意見が合わなくなったり、家族と向き合うことそのものに疲れていたりと、さまざまな事情が考えられます。

離婚を考えている

前述したような家庭内での疎外感や、夫婦関係の不和などが原因で、離婚を考えている場合もあります。頻繁に帰ってこない日があるのであれば、状況は深刻だと言えるでしょう。

帰ってこないまま何日か経過している

これは非常に稀ですが「夫が帰ってこないまま何日も経過している」というパターンもあり得ます。その主な理由としては、以下が考えられます。

【1】【2】のように、実家や友人宅でしばらく過ごしている可能性が、最も有力でしょう。もちろん、なんの理由もなく突然帰ってこなくなるとは考えられません。離婚を考えている、大きな借金を作ってしまって合わせる顔がない、などさまざまな理由があるでしょう。

一方で【3】のように、事件や事故の影響から帰れない状況が続いているのかもしれません。安否確認に対する返答すらなく、連絡が途絶えているのであれば、警察や探偵事務所に依頼する必要があります。

※前項で説明した【3】の「事件や事故に巻き込まれている」の説明は割愛いたします。

実家に帰っている

家庭内のトラブルが原因で家にいられなくなり、実家にしばらく泊まるという男性も少なくありません。もし連絡がつかないのだとすれば、心境的に「気まずい」という事情も考えられます。

友人の家に泊まっている

家庭内トラブルなどが原因で家にいたくないと考え、友人の家に泊まっている可能性も考えられます。大きな喧嘩をしたなど、心当たりがあるのであればほとんど間違いないでしょう。

夫・旦那が帰ってこない時にいる可能性が高い場所

帰ってくるのが遅い、あるいは日が明けても帰ってこない夫・旦那は、どこで過ごしているのでしょうか。主な居場所として考えられるのが次の7つです。

宿泊施設

ホテルや宿泊施設付きのサウナなどが挙げられます。仕事に疲れ、なおかつ家にも居づらい時に、一人で考えごとをするためにこのような施設を利用する男性はかなり多いです。特に宿泊できるサウナは料金が手頃な場合が多いため、利用する可能性は高いといえます。

ネットカフェ

ホテルよりも安価に寝泊まりできるため、ネットカフェを利用するケースも多いです。四方を囲まれた個室のネットカフェは、男性にとって居心地の良いスペースなのでしょう。

カラオケ

こちらも宿泊施設の代わりに利用する方の多い施設です。近年は24時間営業のカラオケも増えており、ある程度の期間は寝泊まりも可能となっています。とはいえ宿泊に特化した施設ではないので、一時的な利用にとどまるでしょう。

車

車内泊であればお金もかからないので、一人で考えごとをしたい男性にとってうってつけです。車中泊は体に負担がかかるので、もし長期間車で過ごしているのだとすれば、家にいたくない余程の事情があると考えられます。

居酒屋

単に泥酔していて動けないのか、はたまた家にいたくないから居座り続けているのか、理由はさまざま。ただ行きつけのお店があるのだとすれば、帰ってこない夫を探す際の候補に入れて良いでしょう。

友人の家

気の合う友人に、家庭や仕事の愚痴を聞いてもらっている可能性もあります。家に居づらいと感じる時に、まず考えられる候補でしょう。共通の友人である場合には、滞在していることをこっそり教えてくれる可能性もあります。

浮気相手の家

一番考えたくないのが「浮気相手の家にいる」というパターンです。浮気相手と過ごしており、それが原因で帰ってこない可能性があります。日常的に浮気を匂わせるような違和感がある場合には、これを機に本格的な調査を行っても良いでしょう。

夫・旦那が帰ってこない場合の対処法

夫・旦那が帰ってこない時、どのように対処すればいいのでしょうか？ 主に以下のような対処方法が考えられます。

下に行くほど緊急性が高い対処法になります。それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。

本人に連絡する

帰るのが一時的に遅くなっているだけの可能性も考えられます。一度本人に連絡をとってみましょう。おすすめなのは、普段とは別の連絡手段を知っておくことです。

身内や友人に連絡する

親戚や共通の友人と連絡が取れる場合は、聞いてみても良いでしょう。帰ってこない事情について、何か知っているかもしれません。

会社に電話する

会社に連絡するのは気が引けるかもしれませんが、少なくとも会社を出たかどうかは把握できます。また、仕事が原因で帰れないのか、その他に原因があるのかといったことも分かります。

夫・旦那がよく行く場所を調べる

行きつけのお店など、よく訪れる場所が分かっているのであれば、調べてみてみましょう。実際に足を運んでみレバ、思わぬ情報を入手できる可能性もあります。お酒が好きな方なら、酔い潰れて帰れなくなっているだけの可能性もあります。

警察に相談する

1日以上経過しているのに一向に連絡が取れず、居場所も分からない場合は事件・事故に遭っている可能性も考え、警察に相談してみましょう。

夫・旦那が帰ってこない…という状況を防ぐためには？

夫・旦那が帰ってこない理由として、「家庭内不和」が考えられます。

つまり、家庭に居場所がない、あるいは家庭以外に居場所がある状態なのです。

そのような状態に陥らないためにできることを、ここでは解説いたします。

夫のための専用スペースを確保する重要性

書斎などの個室を用意するのが難しい場合でも、リビングの一角に「夫専用のソファ」を設置したり、夫の趣味の品を飾れる棚を作ったりするだけで十分です。大切なのは、夫が自分だけの空間だと感じられる場所を提供することです。

物理的に落ち着ける場所があれば、夫は精神的にもリラックスできるようになります。家で過ごす時間が心地良いものになれば、帰宅を楽しみに感じられるようになるでしょう。

夫に自分だけの空間を与えることは、夫婦の絆を深めるための重要な一歩なのです。

明るい表情で夫を迎える

特に、仕事から帰宅する夫にとって、家庭の温かさを感じられるのは、自分を笑顔で迎えてくれる妻の存在です。育児や妊娠に伴うストレスなど、妻には様々な困難があるかもしれません。それでも、夫と会話をする際には、できる限り笑顔を心がけることが大切なのです。

明るく温かな家庭のイメージを保つことは、夫婦の絆を強くする上で非常に重要です。妻の笑顔は、夫にとって何よりの癒しであり、支えとなるのです。

感謝の気持ちを伝える

最近では、夫が家事を手伝ってくれた時に、やり方の違いを指摘することで夫を傷つける「家事ハラスメント」が問題になっています。確かに、お互いに快適に過ごすためには、不満を伝え合うことも必要です。しかし、そのバランスが大切なのです。

不満を口にする前に、まずは「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう。そして、不満を言う回数自体を減らし、ポジティブなコミュニケーションを心がけることが重要です。感謝の言葉は、夫婦の絆を深める魔法の言葉なのです。

浮気の可能性に警鐘を鳴らす

また、「もし夫の浮気が発覚したら、両家の親を交えて家族会議を開くだろうな」などと、夫が避けたいと思うようなシナリオを語るのも良い方法です。

このように、夫の中に「もしかして、バレているのでは？」という焦りを芽生えさせることで、夫自身に浮気をやめさせるように仕向けることができるのです。

妻の巧みな対応が、夫婦の危機を未然に防ぐ鍵となるでしょう。

夫・旦那が長期間帰ってこない場合の対処法

夫・旦那が連絡もなしに長期間帰ってこず、安否確認すら取れない場合は「警察」もしくは「探偵事務所」に相談することをおすすめします。「浮気の可能性が高い」と感じるのであれば探偵に、「事件・事故の可能性が高い」のであれば警察に相談しましょう。

【浮気の可能性が高いなら】探偵事務所に相談

以前から疑わしい言動が多く、浮気相手との駆け落ちなどの可能性が高いと感じるのであれば、探偵事務所に相談してみるのも良いでしょう。

【事件・事故の可能性が高いなら】警察に相談

行方不明者届けを出し、事件性があると判断された場合は警察が捜索を行ってくれます。事件や事故に巻き込まれている可能性がある場合には、相談してみると良いでしょう。

夫・旦那が3年以上生死不明の状態なら離婚も可能

さて、ここから解説するのはかなり特殊な例です。夫・旦那が家に帰ってこず、連絡も取れないという状態が3年以上続いているのであれば、民法770条に基づき離婚請求を行うことができます。

民法第770条第3項の記述によると…

夫婦のうち一方が離婚の訴えを提起できる条件は、以下の通りに定められています。

第七百七十条　夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

一　配偶者に不貞な行為があったとき。
二　配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三　配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四　配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五　その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

引用：e-Gov法令検索：民法第七百七十条

3年以上の生死不明を理由に離婚請求する際の注意点

3年以上の生死不明を理由に離婚請求する際には、以下のような注意点があります。

生存確認できた場合は該当しない

第3項の「配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。」を満たすための条件は以下になります。

「居場所は分からないものの、生存確認は取れている」ような場合は、離婚請求できません。

財産の相続ができなくなる

夫・旦那の行方が分からなければ、裁判への出廷も不可能です。よって調停・協議も不可能であり、そのまま離婚訴訟する流れになります。

平たくいえば、夫がいない状態のまま離婚が成立するのです。

この場合、夫の財産を相続することができなくなります。また、慰謝料の請求なども実質的に不可能です。

「失踪宣告」を行ったら財産分与・慰謝料請求ができなくなる

行方不明になってから7年以上経過すると、失踪宣告（行方不明者を死亡したとみなすこと）が可能になります。

「死亡」という扱いになるため条件を満たして入れば財産の相続、遺族年金の受給が可能になります。

一方、離婚ではなく死亡による離別とみなされるため、財産分与・慰謝料の請求はできなくなります。

夫・旦那が帰ってこない理由が「浮気」なら探偵事務所へ

夫婦といえど他人。どんなに愛し合っている夫婦でも、どちらか片方が突如として、自分の前から姿を消してしまう可能性があります。

あまり考えたくない話ですが、事件や事故に遭っている可能性があります。

または浮気による駆け落ちなど、さまざまな理由が失踪の原因として考えられるでしょう。

前者のように、明らかに事件性があるような場合は警察に相談して行方不明者届けを提出すべきです。

あるいは後者のように浮気・不倫の可能性が濃厚なのであれば、探偵事務所への依頼をおすすめします。

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